「頭のよい」子を育てる方法 37
〇2020新指導要領
~ 小学生英語 5・6年生のまとめ~
小学校では、
2020年に
【新学習指導要領】が
完全実施となりました。
今回の改訂で、
小学校教育において
大きく変更される点は、
以下の3点です。
1 英語の教科化
2 道徳の教科化
3 プログラミング教育の導入
5・6年生の
「外国語活動」についてまとめてみましょう。
5・6年生では、
特に次の変化に注意が必要です。
① 英単語の数
② 「文法の学習」
① 英単語の数
6年生までに覚える英単語が
700語
になります。
3年生から6年生までの4年間で、
700語の英単語を覚えることになります。
現行の学習指導要領で、
中学校の教科書に載っている単語は
1200語!
程度です。
中学生が1200語で、
小学生が700語です。
中学生に比べて
数こそ少ないですが、
小学生が学習するということを考えると
かなりハイレベルな要求のように思われます。
そして、
恐ろしいことに、
中学校の新学習指導要領(2021年から)
で学習する単語が減らなければ、
小学校と中学校合わせて
1800~1900語を覚えることになります。
ですから、
中学校入学時には、
文部科学省の教材
・Let’s Try! 1(小3)
・Let’s Try! 2(小4)
・We Can! 1(小5)
・We Can! 2(小6)
に載っている単語を
「読めて」
「書けて」
「発音できる」
ようになっている必要があります。
ただし、
5・6年生では
「書くこと」
が求められますが、
「英単語の暗記」
は求められていません。
「なにも見ないで単語を書く」
のではなく、
お手本を見て、
正しく書き写せればOKなのです。
「なんだ~安心!」
かと思うでしょうが、
そうではないのです。
お手本を見て書き写す行為に慣れてしまうと、
結局、英単語を覚えられません。
中学生になった時に、
小学校で学習した700もの英単語を書けなかったら
中学校で覚え直しになってしまいます。
時間のムダです。
学校では求めませんが、
学習した英単語は
そのときに書けるようにしてしまうことが大切です。